食樂の強み [変えるべき事]と[変えてはいけない事]

image013

役員から聞いた創業当時の話(1986年)

創業から3店舗位までは・・・

  • 午前中から出勤、まずは、お掃除。
  • 昼はランチをこなしながら肉の仕込み(原体から)と野菜類の仕込み。
  • 夜は終始オーダー作業。ラストオーダーが終わってからようやく食事。
  • ラスト閉め作業を終了後、深夜よりキムチやタレ類の仕込み。
  • 帰宅するのは3時、4時。

個人で店舗経営をするということは、これが普通なのかもしれませんが、正直、大変そうです。

私が入社した平成9年(1997年)時点では既に自社加工センター(店舗の地下を改築)があり、タレ類、キムチ類を作って、店舗へ出荷してくれてましたので創業当時の本当の苦労は分かりません。弊社、取締役の方々や創業からいらっしゃる先輩のお話を聞くと今の大変さとはステージの違う大変さだったようです。こういう苦労があるから今、私達は先を見て仕事が出来ると、役員、先輩の方々に感謝します。

平成28年(2016年)現在も加工センターでは(当時の場所から移転)お店の負担を軽減する事を目的に、当時と同様、キムチ作り、タレ作りのプロスタッフが仕込んでくれています。これにより店舗での閉店業務後の仕込みが無くなり、早く帰宅できるのです。同時に店舗間で味のブレも無くなり、結果、商品力も向上と◎です。

一方、必ず店舗で仕込むアイテムもあります。肉のカットです。難しいプロの技が必要な仕込みは必ず店舗で行う事とし、今でも全店、現場で手切りしています。その理由は次の通りです。

・焼肉屋なんだから肉の目利きができないと顧客満足はない!

という事で弊社では店長も社員も(もちろん女性社員も)ほとんどの社員が毎日毎日「質の向上」「安全安心」を心がけて全ての肉をカット、仕込んでいます。

この考えがFCオーナーの強みになると考えます。

顧客目線で考えてみてください!

①「魚を捌けないお寿司屋さん」

②「魚を捌けるお寿司屋さん」

同じ金額ならどっちを選ぶ?

お分かりですよね!お客様は分かってます。そういう事です。

楽に稼げる事は大事です。でも、安定して末永く商売できる事はもっと大事です。

このバランスは自分がプロにならないと分かりません!

[変えるべき事]と[変えてはいけない事]・・・。